左半身が不自由になった叔父さんのために、あしふみ器具をDIYで作ってみました。 – 家と暮らし sachi

叔父さんのために”あしふみコキコキ”を自作してみた

34.欲しいモノをじぶんで作る

《私のやりたい100のこと》
34.欲しいモノをじぶんで作る

叔父さんのために”あしふみコキコキ”を自作してみた

 

こんにちは サチです。

太ゴには、歳の離れた “兄” のような “叔父さん” がいます。
その叔父さんが、昨年の夏前に、大きな手術をしました。
病床は無事取り除かれたのですが、どうしても左半身に麻痺が残りました。

入院中に
「朝練があるんだよ」
と叔父さんが言うくらい、1日のうちに数回のリハビリがありました。

でもそれは『年内に、施設ではなく”自宅” へ帰る』を実現するために
病院側のご尽力があったのだと思います。

*一番頑張ったのは叔父さんですが(*’ω’*)//

今は、自宅から週3回のデイケアへ通っているのですが
「物足らない」と始まりました。
とても良い兆しです✌

ならば!!!
と、自宅で出来るケア用品を探したのですが、思ったものが見つからない。

だったら 作ればいいんじゃない!?

と、ふと見かけたお品を太ゴに見せたところ
なんだかんだと作りあげてしまいました。

それを 私のInstagram でご紹介したところ
「家族に購入を考えていたのですがお高くて買えない」
「それ、私にも作れますか!?」

とお問合せがあり、慌ててサイトを調べたところ
なんと 特許 を取られているお品。

「これじゃあ、作って差し上げようと思ったけど、無理だね・・・」
となり

せめて、太ゴの作り方 をご紹介出来れば、と思って
Youtubeにアップした次第です。

☟こちらからご覧になれます☟

このブログでは、YouTube ではご紹介しきれなかった 作り方の詳細 をご紹介いたします。

■市販品を検証してみる

リハビリグッズと言っても
手で にぎにぎするモノ はすぐに見つかりましたが
それ以外は「トレーニング用品」のようになってしまって
なかなか思うようなモノが見つかりませんでした。

そんな時、ふと目についたモノを
太ゴに 「こんなのあったよ」 と、ご紹介しただけで、あとは放置・・・

すると、さっそくホムセンへ材料を買いに行くと言い出しました!!!

うわっ!!!
ヤバい展開だ!!!
このままホムセンへ行き
太ゴの無計画なまま「だっていいじゃん」で
私の時間が無駄に消費されるヤツだ!!!
さらに
「一緒に考えてよ(お前が全部考えろ。だって俺分かんないから)」
のパターンだ!!!

急いで紹介したはずのお品を調べてみると・・・

 

あしふみ健康ライフ

これは あしふみ健康ライフ のお品。

こちらは 特許 を取られていて、医療機関でも推奨 されているようです。
コメントでいただいたとおり
けっこうなお値段 です。

 

ふみふみ君

こちらは 福岡県大川市公式オンラインショップの ふみふみ君

あしふみ健康ライフ で、特許 を取られているのに、ほぼ同じお品に見えますが・・・
***深堀はいたしません(ΦωΦ)***

 

ネットショップ

似たようなお品は、他のネットショップでも見られました。

☝上記をクリックすると、サイトへジャンプ出来ます。
サイト先の都合でリンクが切れたらごめんなさい!!!

 

☝上記をクリックすると、サイトへジャンプ出来ます。
サイト先の都合でリンクが切れたらごめんなさい!!!

 

☝上記をクリックすると、サイトへジャンプ出来ます。
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■材料の選び方

私もそうですが、木材を購入するとしたら、最寄りのホームセンターです。
ところが、ホムセンに行くと分かりますが、いくつかの樹種(木の種類)があります。

「どの木材を買えば良いの!?」

DIYを始めてまだ数年ですが、だんだんと 扱いやすい木 が分かってきました。
私なりの見立て ではありますが、ご参考までに・・・

 

ホムセンで買う樹種は!?

●集成材

今回は、このような 集成材端材 を、1枚160円で4枚 購入する事が出来ました。

これは本当にラッキーで、大きさ 厚み とも ドンズバリのサイズ であったのと
端材 ということで、激安で入手出来ました。

では、ラッキーな端材に出会えなかった場合は、何を選んだでしょうか・・・

 

●杉

単純に、良く売られている木材 であるから、と
リノベの家で、いつも使われていた木材なので、木質を良く知っている、ということです。

加工も、それほど難しくはないですが “節” に当たると、切りにくい ビスが打てない 節が抜けて穴が開いた などになる事もあるので、木目の “節” には注意が必要です。

 

●ホワイトウッド

加工がしやすいので、ちょっとした家具などの作成に向いている木材だそうです。

私がホワイトウッドを使ったことがないのは、家の下地や床材として使う木材ばかりで
ホワイトウッドは柔らかいので、家作りには適していないという理由 で、私はなかなか使う機会がありませんでした。

しかし、ホムセンではよく見かける木材ですし、すでに 面取り をされているものもあるので、加工がラクだと思います。

 

●桧

桧は、とても軽く、強度もある木材です。
神棚などに使われるからか、ホムセンでもよく見かけます。

《私のやりたい100のこと》
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☝こちらで、桧を使って、トイレの棚 を作りました。
ご覧いただければ、桧について、お分かりになりやすいかと思います。

 

●使わない方がいい木材

ホムセンで良く見かける木材で、私だったら使わない の木材は
ズバリ アカマツ

アカマツは、ホムセンにもよく売られていますし
杉と比べて傷が付きにくく、お値段もさほど高額ではないです。
木の目もとても美しく、見た目 には大好きな素材です。

・・・だからこそ・・・

リノベの家の2階の床に、アカマツ材を使ったのですが

208【リノベの家】新しい床材は〇〇〇〇|これがまた大変だった|それってあり!?床材が・・・

 

アカマツ材 は、杉に比べて 硬い ので、切る作業にてこずりました(T_T)
また 硬い だけあって、足ざわりも とは違って 硬い 感じがします。

 

■パーツ

今回、太ゴが作ったモノのサイズ でご紹介いたします。

手に入るもので大きさを考える

理想はいろいろありますが、まずは “手に入るモノで何が作れるか” を考えないと、机上の空論となってしまいます。

今回作りたいのは、こんな形

そして、運よく入手したモノは
400×160×(厚さ)15mm の、理想的な 集成材の端材 を、1枚160円で4枚 購入しました。

この材料から、理想に近いサイズ は、こんな感じ。

ここで、けっこう大事なのは、130mm というサイズ。

足を乗せる 場所です。

私の希望的妄想では
「叔父さんの足の指先が、つま先の角を意識出来るくらいだったらいいのにな」
というコトは、足を乗せる台が、あまり大きすぎても良くない・・・

コンパクトでありながら、要件を満たしている、、、
というモノを作りたいのですが、何分 “なるたけ手元にあるモノを使う” という太ゴの意向もあり

けっこう重要なのが、これのサイズ

二枚の半円形を支える、中央の下地材 です。
コレは、義理実家の作業場にあった端材 を使うことにしました。

これで、サイズを決める 重要なアイテムが揃ったので、カットをしていきます。

 

各サイズ

なるたけ “切る” という作業を減らすために、購入した端材の、サイズギリギリを使うことにしました。

半円形は、端材の長さ400mmいっぱい。高さは、市販のモノを参考にして 120mm。
それを ジグソー で切り出しました。

この 半円形を2枚

今回の難関は、このアールをどうやって切り出すか!? でした。
理想は 糸ノコ があればいいのでしょうが、糸ノコ など、小学校の技術室 以外で見たコトがありません(T_T)

太ゴが ジグソー を持っていて、良かったです。

次に、大事なサイズが、上部のブレを軽減するための、 下部のコレ

先ほど出て来た 中央の下地 の 下に取り付ける この  は、コレの幅 となります。

そして、この コレ は、集成材の切り残し で作っているので、厚みが15mm
( “アレ” ”コレ” と、分かりにくい表現ですみません!!!)

ここで 溝の幅が 15mm とありますが、後で出て来る 要検討 は、この15mmの溝 が、狭すぎて摩擦を起している ということでした。

*凸 と 凹 の大きさが同じだと、スムーズではないですよね・・・
凸を削る か、凹の溝を広げるか です(=_=)

最後の 足を乗せる部分 は、中央の下地によって幅が決まる コトになります。

 

■組み立てる

素材が決まり、サイズも決まり、切り出しまで済めば、あとは、組み立てるだけです(*’ω’*)//

半円形に 中央の下地 を取り付けます。

トリマーで、溝を掘ったモノ を、中央の下地 の下に 取り付けます。

手前の 半円形 を 取り付けます。

これに 足を乗せる部分 を 取り付けます。

これで、上部が組み立てられました!!!

下部の台は、このような形で取り付けます。

実際に、ここまで組み立てたモノが、こちらになります。

 

■完成品

足を乗せる部分に、ビスが打ってあることもあり、リノベの家の階段の貼り替えで使った、白いカーペットを貼り付けて完了です!!!

 

■問題点

動画を見ていただくと分かるのですが、両足を踏み踏みすると、シュン! シュン! と音がします。

音の正体は 摩擦

先ほどの 凸と凹のサイズが同じ 問題です!!!

摩擦 ということは、踏み踏みするのに、重さがかかりスムーズではない、というコト。

さらに

叔父さんの左足は、上手にコントロールが効かないので
右足が上にあがった時に、カーペット部分から 左足がずり落ちてしまう のです。

小さな 踏ん張り が効かない・・・というコトです。

叔父さんは、不自由な左足をカバーするために、コルセットのようなモノを装着しているので、それに合わせた 左足を固定するモノ を取り付ける必要がありそうです。

 

こんな感じとか(*’ω’*)//

 

■最後に

どうぞ、市販されているもの・・・ 足踏み健康ライフさんの公式サイトをご覧になってみてください。

どのように使われているのか、どの部分に効果があるのかなどが、良く示されています。

また、制作秘話も語られているので、このお品の物語を知るコトが出来ます。

 

・・・

 

いつもだったら「寸法を間違えた」「ビスがガタガタに打ってある」などなど、何かしらの問題を起こす太ゴですが、叔父さんのため が強かったらしく、放っておいたものの、気が付いたらすんなりと作り上げてしまいました。

今回の工作で必要なのは、円形にカットする道具があるかどうか だと思います。

ジグソーや糸ノコがお持ちであれば良いですが、そこだけどなたかにお願い出来るようでしたら、あとは、ちょっとしたDIYの道具があれば、それほど難しくないかと思います。

あとは、叔父さんのように、使われる方の状態を良く見ていただいて、危険のないように、快適に使っていただけるように。

そして、この投稿が、どなたかのお役に立てるコトが出来れば、とても嬉しいです。

 

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました
👋 サチ 👋

 

 

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